心も握られました!「菊寿司」えびの変わり揚げ!
八戸の飲み屋街には「古くて」小さなお寿司屋さんがたくさんある。
この「古くて」というのはとても厄介で、
夜の街の灯りに照らされると、素晴らしくイイ雰囲気に見えてきてしまう。
ほろ酔い状態で、財布のヒモもゆるくなり、誘われるようにフラッと入ると、
味と値段と親父の個性のバランスが悪く、イイのは雰囲気だけだったりして後悔する。
味は人それぞれだからともかく、
ウチはこんな有名人が来てるとか、親父の自慢話ばっかされたりすると、ため息が出る。。
こんな店の「古くて」は、帰る頃には「小汚ねぇ」という感想に変わるのです。
思い出したら腹立ってきた!
電話番号とか住所教えてとかホント嫌だ。
八戸でお寿司食べる時は気を付けて頂きたい。。
ちょっと、前置きが長くなりましたが、
中心街のハジの方に「菊寿司」という古くて小さなお寿司屋サンがある。
大将はイイ感じの距離感で接してくれる。
お店も狭いし、メニューも少ないんだけど、かなり良心的な値段で美味しいモノを出してるイイお店です。
そこで食べた思い出深い一品。
「エビの変わり揚げ」
見た目のインパクト大!
細く切ったゴボウを衣にして揚げた、エビの天ぷらだそうです。
もう、説明を聞いただけで絶対ウマいヤツです。
さっそく揚げたてにかぶりつくと、
口の中いっぱいに、揚げたゴボウの香ばしさが広がります。
エビのプリプリと、ゴボウのパリパリで食感も楽しい。
もはや主役がエビからゴボウに入れ替わってはいるが、実は、ゴボウもエビのプリプリを引き立ててるという、素晴らしいコンビネーション。
W主演の作品です。
レモンを少しだけ絞って、日本酒で流し込むと至福の時間が訪れます。。
がっちり心つかまれる一品でした。。
「小汚ねぇ」店の親父どもに言いたい。
イイ寿司ってのは、こうやって客の心まで握っちまうんモンなんだ。。
(遠くを見つめて)